山田昌記:12

バイトが見つかった頃、住み込みバイト中に連絡があった先輩と連絡取り飯に行った。

その場には3つ程年上の三人組…まぁビビる。

 

なんやかんや話して

「とりあえずやるか!」

って事で僕の初めてのオリジナルバンド CRUISER 結成。

 

んーと、なんか重めのメタルテイストのロック風なんやってました。

 

時を同じくして、

現Dry River String の 弦 と福本 は「NUTS」 というFAT wreck直系のメロコアバンド

現NO SWEAT REWORLD 今井 は「BLUE CHEESE」という SHERBET大好きです! みたいなメロコアバンドをしてました。

CRUISER をしてる頃、いつもの様にBACK DROP BOMBを観に大阪へ…

その日オープニングに出てきた全然知らないバンド、初ライブだそうだ…

が、Limp Bizkit よろしくなミクスチャーサウンドで会場大盛り上がり!

(初ライブなんだしもちろんみんな曲も知らない)

俺も「カッコええ」って…そしたらMCで

「今日は500本だけデモテープ持って来たから後で欲しい人は来て」と話す。

ライブ後、会場は正月の相撲取りの餅撒きみたいな人集りだった。

もちろんゲットして聞きまくったなー!

それが「SUCK DOWN」って大阪のバンド

(昔 GORIBABA ってのやってた)

それからもいうもの大阪にデカいゲストがきたらとりあえずSUCK DOWNは抜擢、大阪でほぼてっぺん取ってたんちゃうか?あれ。

ほんで俺もよくライブ行く様になって、ライブ中コーラスマイク奪って歌ったりしてたら知らないウチに仲良くなってて

知らないウチにスタッフになってた。笑

 

はじめてのローディー風な動きです。

もちろんギャラなし

俺にとってはバンドと全国回ったり

色々な人に出会ったり

名前だけは知ってたライブハウスに足を運んで挨拶出来る

それがデカいギャラだと思ってた。

ありがたや、ありがたや。

 

ちなみにSUCK DOWNは大阪のレーベルTagRagからミニアルバムをリリース

DEFTONES や SYSTEM OF A DOWN 等のビッグネームのオープニングも多数こなし

そして GARLIC BOYS のラリーさんのレーベル第一弾アーティストにも抜擢された。

初期ベースの 金田 は現在BASS ON TOPという会社に居て、大阪のVijonやDROPのエリアマネージャー的な事をしてる

 

最近の彼曰く

「山田のおかげで繋がってリリース出来た」

と…俺は気付いてない。


しかしこの頃、京都も負けていない、Rage Against The Machine よろしくなバンドが登場

同志社大のサークルで結成された「STALE FISH GRAB」だ

彼らもまた頭角を現し SHELTER 等の来日の際にはオープニングをつとめ

後に SNAIL RANP のレーベル、School Bus Recordsからリリースした。

ミクスチャー全盛期かつ、海外バンド来日ラッシュの時代

やっぱり興奮しましたよ、レコードやCDでしか聞けないと思ってた外人が目の前に居るんだし!

実際生でみてガッカリしたバンドもいたけど…笑

 

ちょっと話はかわって、さらに時期も怪しいのだけど

SHERBET が突然 Your Choice ってシングルを発表した

程なくして解散の発表…かなりの衝撃だ。

 

もちろん解散ツアーの大阪公演、クアトロには遊びに行った

対バンはやっと関西で観れた GREEN GIANT

…しかし彼らもこのツアーで解散、ひどい仕打ちだ。

 

この日、クアトロの楽屋に入り浸った。

出会った頃の話とかなんやかんや話したが解散理由には触れなかった

横でマコさんが曲順を決めていたが決まらない様子。

俺は冗談で

「俺が決めようか?」

と言った。

返事はまさかの

「じゃあ お願い、洋介のボーカルと俺のボーカルがあまり連続にならないようにしておいて」

と紙とペンを渡された…マジか!

 

と、言う事で アナログ、アルバムと恐らく全曲を把握していた俺はボーカルが交互になるように自分の理想の曲順で

かつお客さん目線で流れも気にしつつタイトルまでしっかり記入した…参考程度に…と。

 

「一言メッセージ書いてよ」

 

…?

 

……?

 

なんと!まんまその曲順で本番が行われた…

 

大阪公演に行っていた皆様、僕の作った曲順でした。笑

 

さてさて自分の話に戻さないと!

 

 

んーと…

 

 

メンバーが脱退しました!